二四豪雪陸奥紀行
乗車券手配済み
航空券手配済み
勤務を明けた私は勇躍、愛機を駆って羽田、東京国際空港へと向かった
<2012/1/30>
11時半に着いちゃって、12時15分発の便にも時間的には間に合ったが、早期購入割引のチケットでは空席があっても前の便には乗れない
全日空では天候が芳しく無い場合にはこの縛りが消えて、直前の便なんかに振り替えができるが、本日利用するのは日本航空便である
15時までロビーでダラダラすることに決めこむ
昨日の初便は欠航になったし、日中の便も天候調査だったり出発地への引き返し、仙台への代替着陸など条件付だったが、本日の搭乗便では特段アナウンスはなく。通常通りに飛ぶようだ
東京→青森:JL1207 15:15発 B737−800 JA322J 30A
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会津若松上空。比較的気流は安定しているし、この辺りまではずっと地上が見えていた
機は一旦陸奥湾上にオーバーシュートし北側から青森空港へとアプローチする。青森空港を利用するのは久々である。かつては霧に弱い空港であったが、2007年からILSカテゴリVaが設置され、劇的に就航率が改善している
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雪の青森空港に到着
青森空港→青森駅:JRバス東北 16:50発 「青森駅」
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すげぇ雪www
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さて・・・・・・・・・・
まぁ、昼には解っていたことだが・・・払い戻ししてくるかね
秋葉の窓口で買った指定券を、わざわざ運休の解りきってた青森駅で払い戻す。違うんだ、僕はねぇ、雪を見に来ただけなんだ・・・
さて、日本海の19時半まで青森に居る必要はなくなったので、直近の列車で今日の宿へと向かう
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ホームに下りると寝台特急の24系客車が「回送」表示で据え付けられている
先発するあけぼのも運休だが、一応入線させたのか?と車内を覗き込むと「使用された寝具」が目に付く。疑問符が浮かんだ
先頭に走る。カマはEF510だ。違う。あけぼのならEF81だ!
出発信号が青に変わり短笛一声、列車が滑り出す
目の前を通過する個室寝台の列。暖色の灯りを点す食堂車・・・これ、最近見たぞwww
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前夜。上野を発った、下り札幌行き北斗星であった
下り北斗星が車輌故障で遅れているのは知っていたが、どうやら青森で運転打ち切りになったらしい
現在は北斗星は青森駅を通過・・・というか構内にすら入らず貨物線を経由して東北本線(青い森鉄道だが)から津軽海峡線に直接入ってしまう。青森駅で北斗星を目撃すること自体が貴重なことである
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青い森鉄道の701系電車も雪塗れ
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スーパー白鳥の789系も雪塗れ
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青森駅も雪塗れ・・・でも、冬の青森駅はこうでないとな
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うっすらと粉雪の絨毯
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青森ベイブリッジ・・・色変わるんだ!!
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青森駅にて出発待ちの奥羽本線弘前行クモハ701−102
青森→弘前:クモハ701−102 18:12発 676M 普通「弘前」
あけぼのが運休なので、救済のために18:25分発に繰り下げ。あけぼのは途中羽後本荘まで指定席特急券で乗車が出来る。特に弘前辺りまでは夕方の帰宅ラッシュで利用も多かろう。そうした乗客への救済をするというのだ
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18分遅れて弘前へ到着。18分のうち、13分は青森駅での延発分だから、実際は5分延くらいで走ったことになる
遅れたお陰で、乗り継ぎ列車の待ち時間が少なくなった
× 弘前→大館:クモハ701−16 19:21発 1680M 普通「秋田」
列車は「大館」の表示で入線してきた。大館〜秋田間は大雪で運休。列車は大館までで、大館から先はバス代行になるという
弘前定刻発車。大した距離ではないので、一番後ろに立つ
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大館には定刻到着。結果として、大館には日本海利用よりは早く着いたが、24系客車で越えるはずの矢立峠はこともあろうかロングシートの701系に成り下がった・・・
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ここも雪塗れだ・・・
慣れた足取りで本日の宿、ロイヤルホテル大館に向かう。まずは温泉大浴場で一風呂浴びて、冷えた身体を温めよう
5階の展望温泉は貸切だった!
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晩飯は大館駅のニューデイズで買ってきた「ハチ公弁当」時間が時間だから、駅弁なんて何にも無いかとおもっていたが、奇跡的にこれが一つ残っていた
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明けて1月最終日
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大館の街もモノトーンだ
本来の予定では朝一の普通列車で矢立を越えて青森県側に戻り、津軽湯の沢あたりで日本海を撮影。碇ヶ関からあけぼので青森へと考えていた。しかし、夜行は上下共に運休なので、違う手段を講じなければならない。お陰でゆっくり寝ることは出来たが
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小坂精錬の廃線あと。ただの雪原にしか見えない
秋田方面の列車はバス代行。青森行きの列車はいつ来るかわからない。そんな中で我が列車の改札は定刻に始まった
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1番ホームにあるハチ公神社
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キハ110が側線に休む
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もうじき「日本海」の文字も無くなる
あけぼのが無いと青森県側に抜ける列車は10時過ぎまで無い。そのまま青森に行っても仕方ないので、南下することにしたのだ。もともと、長距離夜行が運休時の代替プランは用意してきていた
大館→盛岡:キハ110−128 8:38発 1928D 普通「盛岡」
キハ110の2連でやってきた。盛岡からの一番列車の折り返しである。上野から寝台特急はくつる盛岡乗換えでキハ58に乗り、大館からあけぼので矢立を越える黄金ルートの一角である。何年前の話かと・・・
折り返し列車は8時半の到着だが、7〜8分遅れて到着。すぐさま折り返す
花輪線に乗るのも久々だ。この雪では乗客も少ない。東大館、大滝温泉あたりで元々少なかった乗客は殆ど降りてしまう。十和田南で進行方向を変えて、乗客は更に少なく・・・
湯瀬〜兄畑で県境を越え、荒屋新町あたりからは旅客の流れは逆になる
<松尾八幡平>
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順調に来ていたが、対向列車遅れのため、暫く停車。プチ下車
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雪塗れのキハ110−128。前回乗ったとき、このあたりはまだキハ58か52しかいなかった
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越えてきた安比、竜が森を臨む
好摩からIGRに入り、盛岡到着。IGR線内では結構旅客を拾う
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盛岡からは新幹線。八戸から先をここで片付けちゃう
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乗るのはもちろん「はやぶさ」だ。鼻が長すぎて入りきらんぞ!!
盛岡→新青森:E526−102 11:57発 はやぶさ3「新青森」 2号車13E 指定席
新青森までノンストップなんだねぇ。八戸くらいには停まるのかと思ってた
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さっそく昼食を。前沢牛めし
下に伸びてる黄色い紐を引っ張ると「ぶしゅー」って蒸気が出てきて温まる。大丈夫、匂いはそんなに充満しないwwwしゅうまいよりは良い
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ほかほかー
高さが8センチくらいあってね。これはかなりのボリューム!!と期待したのだが、2層に分かれてて、半分は加熱材だった・・・そうだよなぁ・・・・・・・・
前沢牛ウマウマ
十三本木越えは雪だが、八戸は晴れ間が見えている。そして青森はやはり雪である
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新青森到着。今回唯一の未乗区間だった
グランクラス奢ってやろうかと思ったが、さすがにバカらしいので一般席にした。もっとも、盛岡〜八戸間でグリーン席に乗ったことあるし、あまり変わらんなぁ・・・グリーンにしてみりゃよかったな?
新青森→青森:サハ788−104 13:03発 4019M スーパー白鳥19号「函館」 2号車1A 自由席
新青森〜青森間に関しては新幹線連絡輸送ということで乗車券だけで自由席に乗れる。その先、蟹田〜木古内間も特急列車しか走っていないので、乗車券だけで乗れる。いろいろとめんどくさい列車であるw
シートは青森でスイッチバックするので後ろ向きにされている。まぁ、5〜6分だしね
青森到着。昨日ぶり。なんと津軽線は人身事故発生で、スーパー白鳥は青森で抑止となってしまった。まぁ、僕は青森で降りるので影響ないが・・・
青森→三沢:青い森701−1 13:30発 572M 普通「八戸」
青い森鉄道になってからは初めて乗るな。この車輌は開業時(目時〜八戸)にJR東から譲渡されたもの。他に八戸〜青森間移管時にも譲渡されている。なお100番代(といっても101の1本しか存在しないが)はセミクロスシート仕様で、これらは開業時に新製されたものである。どうせ新造するならデザイン変えればよかったのに・・・まぁセミクロスにしたことは評価しよう
野辺地までは改札、案内業務を行うアテンダントが乗務している。「野辺地まで乗務」って言ってたけど、野辺地からは別の人が乗ってきて結局八戸まで乗務していた。えちぜんの成功を見て、各社とも同様の取り組みをしているようだ。まぁ、電車が停まってから小銭を用意させて運賃箱に・・・なんてやっているよりは遥かにスムーズに乗降が出来る。元々本線で駅間距離が長いので車内でやりとりする余裕は大きいしね
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もうなんだかわからないが、三沢に到着した701−1
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十和田観光電鉄乗り場。3月には鉄道営業廃止になる。もうどうにもならんのか?
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ローカルなんだよな。マニア受けはするんだろうけど、やはり利用客には「時代遅れ」で「ダサイ」ということになるんだな
電車も本数少ないし。利用してくれ、というにはちと不便すぎる。いろいろな悪循環でもうどうにもならないところまできてしまった。そういう地方私鉄がたくさんあって、やはりここも同じ轍を踏んでしまうことになった
21世紀になるまで釣り掛け電車オンリーで。さすがにということで東急から7000系を譲り受けてVVVF改造して体質改善した。それも10年で事業そのものが持たなくなってしまった
新幹線の功罪という見方もあるが、地域そのものが鉄道というものに冷淡すぎる。東北は自動車社会であるが、その恩恵を受けられない交通弱者に対しての鉄道経営の理解が乏しい。一度、無くなった物を復活させるのは、新しく作るよりも大変なんだ。越後鉄道然り、鹿児島交通然り・・・
チンチンと昔懐かしい鐘の音を奏でて踏切が降りる。銀色の真新しい電車が十和田市に向けて静かに発車していった。東急のオンボロ電車に乗って十和田市を目指したあの頃が懐かしい。真冬の七百で電車を待ったあの日。あの光景はまもなく永遠に失われてしまう
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どこかで見た色のバスがやってきた。そう、国際興業バスである。十和田観光はバス事業も立ち行かなくなって、国際興業バスの傘下になっていたのだった
ここでは「公共交通」というもの自体が地元企業単体では維持できなくなっている
三沢駅前→三沢空港:十鉄バス 15:04発 「三沢空港」
八戸から来るバスだった。観光バスタイプなのだが、少々ガタが来ている・・・
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市内を越えて20分ほどで三沢空港着。晴れ間が見えている。この分ならフライトには影響なさそうだ
送迎デッキは雪で閉鎖されているかと思ったが、開放されてた。職員が雪かきしていたが・・・
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例によって一便前に乗れるが、今回はわざわざ最終便を選んでいるので、これも見送る
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F−16がスラストチェックしている
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ぞろぞろ並んで出てきて、爆音と共に離陸していった
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F−2Bがトーイングされていった
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オムニのB767。まさかこんなところで見れるとは。最近はDC−10やB757でなくB767が主力になりつつあるそうだ
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F−2の着陸を待って離陸していった
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折り返し東京行きとなるMD90が到着。これに乗るよ
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トーイングカーが付くころには粉雪が断続的に降る様になり
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搭乗直前には吹雪で見えなくなった・・・・・・
三沢→東京:JL1226 19:25発 MD90 JA8069 3K クラスJ
MD90も退役が始まっているので、少しでも搭乗の機会を活かしておきたかった
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出発直前除雪作業中
もし着陸時にこの降雪では降りられなかったな。間一髪である
プッシュバックエンジンスタート。この飛行場最後の利用となるのがこの便であろう。さんざ飛び交っていた自衛隊機も米軍機も姿は見えず。静かなものである
滑走路エンドで停止。直後にデスコールが光る(操縦席からL1ドアのチーフパーサーに業務連絡を行う)。いやな予感はしたが、乗務員が翼上面の着雪状況を確認するという
先ほど、スポットでは除氷液と防氷液というのを主翼上に散布した。字面のとおり、着氷を取り除くものと、着氷を防ぐものである。航空機の主翼は基本的にクリーンでないといけない。雪とか氷が載っていると、特にスピードの乗っていない離着陸時には失速して事故を起こす要因となる。なので、離陸前に主翼上面のチェックが必要なのだ。ここでまた積雪が観測されると、もう一度機体の除雪作業をしてからでないと飛び上がれない
先ほど降りかけた防氷液には使用時間があり、出発前余り早く巻きすぎると時間オーバーで効果を発揮しなくなる。どころか、液そのものが凍ってそれが障害となる恐れがある。なお、防氷液は一定のスピード以上になると主翼から剥がれて流れ落ちるようにできている。たとえ、防氷液でも、離着陸時には主翼上にあってはいけないものなのだ
幸いにして、今回はこのまま出発できるようだ。これでスポットに戻ってもう一度除雪なんてやってたら、最悪出発できなくなることも。飛行機の除雪が出来ても、今度は滑走路の除雪が出来なくなるからね
そんなこんなで、何とか無事に三沢を離陸。機は東京を目指して南下を始めた
了