駿豆大井川紀行
<2002/2/4>
羽田で日勤終えて夕方からの出立
品川→小田原:モハ214-2 湘南ライナー3号「小田原」 2号車13C
3号車から乗車し。駅掛員がドアコック開けて手動でドアをOPEN。全部の扉開いちゃうと整理券持っていない旅客も乗り込んじゃうからね。湘南ライナーは初めて乗車する
215系も昔、熱海から快速アクティーに乗って以来だ
品鶴線~羽沢ターミナル~東海道貨物線を経由してゆく。横浜駅は経由しない。藤沢で早くもガラガラに
小田原→三島:モハ112-1099 20:47発 普通「沼津」
<根府川>
さっき乗ってきた215系は中線に止まっていた
<湯河原>
東京行373系の普通列車とすれ違う。ムーンライトながらの送り込み列車だ
<熱海>
伊東行きは伊豆急200系
三島→修善寺:7301 21:58発 普通「修善寺」
ステンレス車体の3両編成。前後2両、運転台の付いた車両は3ドアで、真ん中の車両は2ドアという面白い構成。車内はオール転換クロスシートだ
7000系は1991年と92年に1編成ずつ製造された1000系置き換え用の電車。設計当時はJR東海道線への乗り入れも考慮されて機器なども整備されたが、現在のところそれは実現していない。3ドアは311系、2ドアは211系に準じた設計になっているそうだ
修善寺→三島:3011 22:52発 普通「三島」
上りの最終列車。乗客はほとんどいない
<大場>
期待していた1000は大場の車庫の中にいる。引退が取り沙汰されているので乗っておきたかったが仕方ないな
今日は三島に泊まり
<2/5>
三島→静岡:326-17 こだま497「新大阪」 4号車3A 普通車自由席喫煙車
朝一番目は新幹線でスキップ
静岡→金谷:モハ113-2099 普通「菊川」
<安部川>
上り寝台特急富士とすれ違う
<金谷>

待っていたのは京阪だった

8:10発は京阪3000なのでパスして次を待つ

東海道本線を行くDE10 1061牽引の工臨や寝台特急さくら・はさぶさ等を眺めていると

お目当てがやってきた!

次の8:47発が大金星の元近鉄421だったのでこれで千頭まで行こう
金谷→千頭:421 8:47発 普通「千頭」
この元近鉄の421+571は元名古屋線特急車の6421。もちろん、後ろよりの電動車421に乗車する
6421系は1953年に名古屋線向けに製造した特急車で、大阪線用の2250系と同一コンセプトの車両だ。当時の名古屋線はまだ狭軌であり、かつ四日市付近の本線上に急曲線が存在したため2250系が20m級のところ、少し短い19m級車体で登場した
1955年までにMc、Tc併せて11両が製造され、名古屋線特急の主力として活躍したが、伊勢湾台風後の標準軌化、線路改良により大阪線車両の乗り入れが可能になると、10100系ビスタカーや10400系エースカーの増備によって特急運用を追われ、一般車に格下げされていった
当初は冷房装置なども搭載されていたが、一般車への格下げ時に撤去され、車体中央には両開きのドアが増設された。1979年には再び狭軌台車に振替て近代化の為に養老線に転属。1984年には支線区形式の呼称統一により420系に形式変更されている。1992年から94年にかけて全車が運用離脱、廃車となったが、トップナンバーの421+571のみが大井川鉄道に譲渡され活躍を続けることとなった。大阪線2250系は保存車がまったくないので、この世代の近鉄電車としては唯一の生き残りである
<新金谷>
旧型客車がごろごろしている。蒸機も4台。金谷側の運転の中枢はこの新金谷であり、JR連絡のためだけに金谷までの路線があるといっても過言ではない
交換列車は元近鉄の16000
<家山>
トラストトレインのスハフ43とオハニ36が留置されている
<千頭>

1時間少々かけて、綺麗に塗装され磨かれたキューロクが停まる千頭に到着した。大型の20m級車両はここまで、この先、井川線はゲージの幅こそ同じながらも車両は軽便規格の小さなものになる
この49616号機は1920年に川崎造船所兵庫工場で落成、北海道で終始使用され、1976年に岩見沢区で廃車となり翌年には大井川にやってきている

改札を出て駅の西側に回ってきた。本線、井川線の駅、井川線車両の留置線、本線の留置線の順に並んでいる。井川線車両の方が本線の車両よりもたくさんあるように思えるな
これだけいると、井川線の車両はここをねぐらにしているように思えるが、機関区はとなりの川根両国駅わきに設置されている

蒸気機関車運転には必須の転車台。1980年に新潟県の赤谷線、東赤谷駅から移設されたこの転車台は1897年にイギリスで製造されたもの。職員が手動で押して方向転換するものだ

端っこ、奥のほうに留置される元北陸鉄道の6010系。通称「しらさぎ」号
北陸本線の動橋や大聖寺から山中温泉を結んだ加南線向けに制作されたロマンスカーで地方私鉄としては破格のアルミ製の転換クロスシート車だった。1962年には6000系「くたに」号が運転を開始しており、その増備目的で1963年に製造されたのが本車だ。6000系は当時の地方私鉄としては革新的な平行カルダン駆動を採用したが、増備車の6010は旧来からの釣り掛け駆動であった
電車そのものは観光客からの人気を博したが、路線自体が1971年に廃止されてしまい、大型車体だった6000、6010は他の北陸鉄道路線では使用できないことから、同じく名鉄傘下であった大井川鉄道に譲渡され使用されることとなった。6000のほうは「あかいし」号に名前がかわったが、6010は「しらさぎ」のまま使用され続けた。6000のほうは架線電圧の変更改造がかなわず(北陸鉄道は直流600Vで大井川鉄道は国鉄からの乗り入れもあり直流1500Vだった)電装解除され他の電車に牽引されて運行されるトレーラーとなったが、6010系は当初こそ6000と同様にトレーラー運用だったがその後小改造を施されて自走できるようにされた
6000は結局その特異な運用と、牽引車を必要とする(最低でも3両編成になる)無駄の多さから使用が敬遠され1984年以降は予備車となり1994年には南海ズームカー導入の代わりに廃車されてしまった。一方の6010は2両で小回りが利くこと、他の電車と同様の機器装備でアルミ無塗装とコストが掛からず長く使用されるに至った(※この後、同年10月付けで廃車となったようだ)
もっとも、この日は車庫で寝ていたし、南海ズームカーや近鉄16000が複数導入された今では予備的な存在だろう

6010がアルミなら、こちらはステンレスな元岳南鉄道の1100形1105。前照灯が抜かれているので一見して廃車と解る。単行電車なので小運転や閑散時には重宝されたそうだが1996年には廃車になったそうだ。この時は倉庫として使われていた。この日車標準型で正面貫通タイプは岳南と松本で採用されたが、この時に残っていたのはもうこの電車くらいじゃなかろうか?岳南から近江に行った仲間も220形に更新されていただろうし。正面2枚窓の電車は新潟交通で使用されていたが、廃線後も保存車が残っている
この1105は1960年のアジア鉄道首脳会議に出展、展示された有数な経歴を持っている

ちょっと駅から離れて、千頭駅南側の大井川を渡る鉄橋で撮影を。千頭へと向かう元近鉄南大阪線の特急車16000系

16000と入れ違いに金谷に向けて発車してゆく421。これが撮りたかったので満足。天気が良ければもっと良かったが、晴天だとここは逆光かな

駅に戻りしな、井川線の列車も撮影しておこう。本数が無茶苦茶少ないので走行写真撮れるとは思っていなかった
線路は本線と同じ1067mmだが、車両は762mmナローゲージの規格のような小ささ、線路の幅と車体の幅とがアンバランス
元々は762mmで開業したが、本線への貨車の直通を見込んで改軌されている。線路の幅は広がったが、トンネルなどの建築限界はナローゲージのままなので車両は小さいままだ

さっき鉄橋上で撮影した16000系
千頭→駿河徳山:16002 10:55発 普通「金谷」
近鉄特急車のふかふかシートで少し南下してみよう
<駿河徳山>

古い駅舎がちょっと気になった駿河徳山までやってきた。ここで千頭に戻る電車を捕まえよう
人気のない山間の小駅だ

まもなく、ゆらゆら揺れながら予想通り元西武の351系、312系がやってきた
駿河徳山→千頭:312 11:25発 普通「千頭」
元西武の351系。乗れてよかった。これで今回大井川で乗りたかった電車にはすべて乗れたな♪
木の床、木の窓枠、鋼板プレスのドア、ニスの匂い。西武時代に車体更新されていなかったせいか、近鉄時代が長かった421よりもボロイ感じがする

運転台、正面右窓枠のゴムには「所工 47-10」の文字がある(写真には写っていない)

千頭に到着した312。正面はほぼ351系だが、側面は真ん中の扉を埋めて2ドアに改造されている。座席は転換クロスシートになった。西武鉄道が秩父線開業前の、吾野への登山客輸送用に2ドアの優等列車用車両を用意したらこんな感じになっていただろうな

キューロクと西武電車のツーショット
千頭→金谷:312 普通「金谷」
同じ電車で金谷まで戻る。帰りも全線釣り掛け電車を堪能するぞ。満足♪
金谷→三島:モハ113-2108 12:45発 普通「三島」
三島→熱海:モハ112-1135 13:37発 普通「熱海」
熱海の駅前公衆浴場でひと風呂浴びる♪雑居ビルの中にある小さな温泉浴場「熱海駅前温泉浴場」
内湯のみで5人も入ればいっぱいのちいさな浴場だが、駅前から徒歩2分で源泉かけ流し
熱海→小田原:モハ112-1509 普通「東京」
小田原→本厚木:30057 17:06発 特急サポート34「新宿」 10号車23番 左の通路側
本厚木→海老名:4201 17:36発 準急「新宿」
〇 海老名→横浜:8711 急行「横浜」
了